著者 : 貴志祐介
新世界より (上)新世界より (上)
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとはー。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。
新世界より (下)新世界より (下)
見せかけの平和がいま崩れる。 人類が手にしたのは、神の力か、悪魔の力か。 空前絶後のエンターテインメント、ついに佳境! 八丁標の外に出てはいけないーー悪鬼と業魔から町を守るために、大人たちが作った忌まわしい伝説。いま伝説が、「実体」となって町に迫る。 新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる。 第29回日本SF大賞受賞
青の炎青の炎
秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手を秀一は自ら殺害することを決意する。
クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮
藤木芳彦は、ある日、全く見覚えのない場所で目を覚ました。うっすらと霞む視界に映ったのは、雨に濡れ、一面鮮やかな深紅色に染まった異様な世界。奇岩に囲まれた峽谷だ。記憶喪失か、それとも……。