小説むすび | 著者 : 越前敏弥

著者 : 越前敏弥

おやすみの歌が消えておやすみの歌が消えて

<B>小学校に、「じゅうげき犯」がきた。おにいちゃんが死んだ。 ママもパパも、もうぼくを見ないーー</B> 「パン パン パン」 小学校に、銃声と叫び声が鳴り響く。あの日から、全てが変わった。 ザックの兄で10歳のアンディは、「じゅうげき犯」に殺されて死んだ。 母は「おやすみの歌」をもう歌ってくれないし、父も様子がおかしい。 ひとりになったザックは、アンディのクロゼットを自分の秘密基地にするーー アメリカで多発する銃乱射事件をいとけない6歳の子供の視点から描く、 人間の悲しみと優しさ、家族の絆の物語。 【著者略歴】 リアノン・ネイヴィン Rhiannon Navin ドイツのブレーメンで育つ。広告エージェント業界で働く中でニューヨークに渡り、結婚したのちに退職。現在はニューヨーク郊外で、3人の子供と夫、猫2匹犬1匹と共に暮らしている。デビュー作である本書「Only Child」はアメリカでの出版権をめぐって高値で取引され、そのほか世界16ヵ国で版権を取得した。 越前敏弥 1961年生まれ。文芸翻訳者。東京大学文学部国文科卒業。著書に『文芸翻訳教室』(研究社)『翻訳百景』(角川新書)など。訳書にダン・ブラウン『オリジン』(KADOKAWA)、同『ダ・ヴィンチ・コード』(角川文庫)、E・O・キロヴィッツ『鏡の迷宮』(集英社文庫)、『世界文学大図鑑』(三省堂)、キャロル・ボストン・ウェザーフォード作/ジェイミー・クリストフ画『ゴードン・パークス』(光村教育図書)など。 <目次> 1 じゅうげき犯が来た日 2 戦いのきず 3 イエスさまと本当に死んだ人たち 4 お兄ちゃんはどこ? 5 ルールなしの日 6 オオカミ人間の遠ぼえ 7 空のなみだ 8 さいごのふつうの火曜日 9 黄色の目玉 10 あくしゅ 11 ひみつ基地 12 たましいにも顔がある? 13 ここにいちゃいけない 14 どこへ行ったの? 15 目が見えない人と歩くこと 16 あふれた赤いジュース 17 気持ちを表す紙 18 本当になったこわいゆめ 19 お通夜 20 ジャンボ・ツイン・ロール・トイレットペーパー・ホルダー 21 戦いの合図 22 さよなら 23 ころしの目つき 24 ぼうでヘビをつつく 25 幸せのひけつ 26 ニュースを作る 27 ニュースをぶちこわす 28 トリック・オア・トリート 29 雪とミルクシェイク 30 ハルク 31 いっしょに使う 32 はげしいいかり 33 もう生きていけない 34 きょう感 35 学校へ 36 あらし 37 感しゃ祭 38 こぢんまりと 39 思いがけないおくり物 40 わかれ<br

新訳 メアリと魔女の花新訳 メアリと魔女の花

「借りぐらしのアリエッティ」、「思い出のマーニー」の米林宏昌監督最新作「メアリと魔女の花」原作を、新たに翻訳刊行。メアリのワクワク・ドキドキ・ハラハラの大冒険に、大人も子どもも、みんな夢中! 1 かわいそうなメアリ ひとりでしくしく 2 夜にざわざわ やってくる 3 じめじめ じとじと とある朝 4 この世の上に そんなに高く 5 木馬にのって 見にいこう 6 どうぞ ようこそ わが家の居間へ 7 おやおや おてんば 魔女さん にやり   油が はねて…… 8 ああ もう わたし   どうすりゃいいの? 9 ろうそく ともして 行けるかな   はいはい もちろん 帰れます   足どり軽く 速ければ 10 どんどん あがって どんどん おりて 11 どこへ行くのか きかずにおれぬ    だってその手に ほうきがあるから 12 さあさ 進もう ピーターは行く    きつく結んだ 子ネコを連れて 13 小鳥チュンチュン 鐘リンリン    シカは駆け足 ぐんぐんぐん 14 おうちへ 帰ろ    旅は おしまい

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