著者 : 鈴木晶
小さな反逆者小さな反逆者
自然と動物を愛した夢見がちな少年は、イギリス社会でウェールズ人ゆえに差別を受けながらも、腕っぷしの強い「反逆者」に成長したー。本書は、著者が「フィクションではない」と断言する渾身の自伝的小説集である。中学校教科書に採用された「プリンス」含む、学校嫌いだったニコル氏の少年期描く15篇。
グリム童話グリム童話
男のシンデレラはなぜ消えていったか。性や暴力に関わる話はどのように書きかえられたか。グリム童話の成立過程をつぶさに検証し、さらに民衆の苛酷な現実とも対照しながら、グリム兄弟が意識的・無意識的に隠蔽しようとした民話の強靭な生命力を復元する。
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