著者 : 間埜心響
薔薇のしげみ薔薇のしげみ
綺麗なバラには棘がある 色や本数によって、時に愛や情熱を意味し、時に嫉妬や憎しみを表す薔薇の花。 人間の持つ様々な感情を、色とりどりの薔薇とともに描いた五つの物語。 幼い頃に祖母の家で見た、モッコウバラの下に佇む知らない女性。 その日を境に、花蓮は「見えないものが見える力」を手に入れた。 誰にも話さないという祖母との約束を守り続けてきた花蓮だが、同じ能力を持つ志乃の誘いで才能発掘オーディションに参加すると、瞬く間に人気者となり、周りからもてはやされるようになる。 しかし、そんな彼女を待ち受けていたのは、“薔薇の闇”だったーー。 ーー「モッコウバラの咲く頃に」 今宵、巣鴨の劇場で モッコウバラの咲く頃に バラ色の人生 薔薇のしげみ 始まりの物語
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