著者 : 陳耀昌
フォルモサの涙 獅頭社戦役フォルモサの涙 獅頭社戦役
一八七四年、日本軍が台湾に出兵した(牡丹社事件)。清朝政府は台湾防衛のため精鋭部隊「淮軍」を派遣する。だが、彼らは日本軍ではなく、原住民と闘うことになったー。「開山撫番」政策下で起こった最初の原住民と漢族の戦争「獅頭社戦役」を描く歴史小説。
フォルモサに咲く花フォルモサに咲く花
一八六七年、台湾南端の沖合でアメリカ船ローバー号が座礁し、上陸した船長以下十三名が原住民族によって殺害された。本書はこの「ローバー号事件」の顛末を、台湾原住民族「生番」、アメリカ人やイギリス人などの「異人」、清朝の役人、中国からの移民である「福〓人(ふくろうじん)」「客家(はっか)」、福〓人と原住民族の混血「土生仔(トゥサンア)」など、さまざまな視点から、また、移民の歴史、台湾の風土なども盛り込みつつ描いたものである。台湾文学奨長篇小説金典奨受賞、連続ドラマ化決定(公共電視、曹瑞原監督)!19世紀、欧米列強と清朝の圧力に抗し気高く生きた台湾の人々を描く圧巻の大河歴史小説!
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