著者 : 雨傘ヒョウゴ
王女様のお悩み解決も最強魔女にお任せ! 花嫁に贈るのは、世界を彩るとっておきの魔法! 王女アリシアの婚約により、結婚ブームが起きているクロイズ国。 プリューム村も例外ではなく、休暇でやってきたウェインとともに村に下りたレイシーは、娘の結婚祝いに悩むセドリックと出会う。 すると、困り果てたセドリックに「お祝いに相応しい料理を一緒に考えてほしい」と言われ、依頼として引き受けることに。 村の子供の協力もあり「飴で花をつくる」ことを思いつくレイシーたち。 しかし、べたつく飴の成形は難しく不格好な花ができあがるばかり。 レイシーも焦りを感じるが、ウェインの言葉をきっかけにクッキングペーパーの発明に成功! セドリックも綺麗な飴細工を娘に贈ることができ、無事に依頼達成となった。 肩の荷が下りほっとしたのもつかの間、今度はウェインが考えこんでいる様子。 すると、彼がプリューム村を訪れた理由ーー国王からレイシー宛の依頼を預かってきたことを知らされ……? 臆病な最強魔女の『何でも屋』ライフ、第三幕!
勇者と相棒の竜により拓かれた国、ウィズレイン。国王クロスと男爵令嬢エルナとして再会した二人は惹かれ合い、婚約者となった。前世とは違う関係に戸惑いつつも着実に距離を縮めていくー。そんな折、市井で竜が転生し王城にいると噂されていることを知る。気にしていないエルナだったが、噂を聞いたのか隣国から使者までやってきてしまい…!?
勇者と相棒の竜により拓かれた国ウィズレイン。男爵家の養子であるエルナは義姉に虐げられる生活の中で、竜として生きた前世の記憶を思い出す。初代国王である勇者を背に乗って飛び回ったそんな記憶。しかし、今世は人間。“人生”を楽しもうと考えていた。そんな矢先、国王として生まれ変わった勇者と再会しー?
田舎の村で何でも屋「星さがし」をはじめた魔女レイシー。夏を迎えた村では季節ならではの困り事も多いようで、新たな依頼が舞い込んでくる!そんな折、聖女ダナがプリューム村にやってきた。癒やしの力で活躍しているダナだが、自分では解決できない悩みを抱えているようで…?
勇者パーティーの1人、暁の魔女レイシー。孤児であった彼女は魔法の力を見込まれ、国との契約のもと生かされていた。そんなレイシーは魔王討伐を終えた後に貴族と結婚するはずだったが、相手から他に好きな人がいると婚約破棄されてしまう!レイシーがすんなりと受け入れる一方、傍で見ていたお節介な勇者は彼女に代わり貴族へ反撃。結果、レイシーは国から解放されることに!そこで初めて「自由に生きてみたい」という願いを得たレイシー。願いは聞き入れられ、王都から離れた村に大きな屋敷を与えられる。-やってきた村では穏やかな時間が流れていた。しかし、何もない村は困りごとも多いようで、レイシーは自分にもできることはないかと考えるように。そんな折、魔術が人の役に立つことを知った彼女は『何でも屋』を開くことを決意する!けれど世間知らずの彼女が行うこと、生み出すものは規格外のものばかりのようで…?書籍限定エピソード「竜のポスト便」収録!「小説家になろう」発、第7回WEB小説大賞『金賞』受賞!
ラビィ・ヒースフェンは、16歳のある日前世の記憶を取り戻した。今生きているのは、前世でプレイしていた乙女ゲームの世界。そして自分は、ヒロインのネルラをいじめまくった挙句、ゲームの途中であっさり処刑されてしまう悪役令嬢であることを。しかし、真の悪役はネルラの方だった。幼い頃にかけられた隷従の魔法によって、ラビィは長年、嫌われ者の「鶏ガラ令嬢」になるよう操られていたのだ。今ついにその魔法が解け、ラビィは自由の身となった。それをネルラに悟られることなく、処刑の運命を回避するために必要なのは「体力」-起死回生の作戦は、屋敷の厨房に忍び込み、「おかゆ」を作って食べることから始まった。毎晩おかゆを食べ続け、徐々に回復してきたラビィ。彼女を蔑んできた弟のフェルや、形だけの許嫁である第一皇子のバルド、バルドの命令でラビィの監視をしていたサイなど、周囲の目も変わり始めー!?