著者 : 飛幡祐規
泣きたい気分泣きたい気分
出会ったばかりのカップル、倦怠期の中年夫婦、退廃的に生きるロック歌手、学生時代の恋を引きずる男、思わぬ躓きに悩む営業マン…。現代のパリに暮らす様々な男と女。彼らの人生の断片を、軽妙なタッチで描く。カフェで、地下鉄で、そして一人ぼっちの部屋で、きっと誰もが思い当たるあの感情がこぼれる瞬間。せつなさと温かさがじわりと身に沁みる、12のショート・ストーリー。
泣きたい気分泣きたい気分
下心なんて持たなければ、命取りにならなかったのに!誰もが思い当たるあの瞬間。携帯電話、車、一人暮らしの部屋、カフェ、電話の声…恋に潜むペーソス、シニシズム、孤独。現代のパリの日常を軽妙なタッチで描いたパノラマ12シーン。フランスで久々のベストセラー短篇小説集。
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