著者 : 高橋健二
グリム兄弟グリム兄弟
「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」など、世界の子どもたちに親しまれているグリム童話。その産みの親のグリム兄弟は年子として、18世紀後半のドイツに生れた。兄ヤーコプと弟ヴィルヘルムは、45年の歳月を費やし210の童話と579の伝説を世に送り出す一方、言語学者としても活躍。この本は、口伝のお話の収集方法やグリム(ドイツ語)辞典の業績を中心に描く、兄弟の人間性あふれる評伝。
ヘルマン・ヘッセへの旅ヘルマン・ヘッセへの旅
ヘッセの生涯は幸せ一途のものでは決してなかった。結婚生活は破綻し、ナチスの支配する祖国ドイツからは売国奴呼ばわりされ、亡命先のスイスで貧窮の日々をおくる。そうした中で生み出された作品は、殺伐とした現代にあって、ますます不滅の輝きを放っている。その波瀾の生涯をたどる国際列車の旅に出発しよう。
小さなろばのグリゼラ小さなろばのグリゼラ
みなし子の少年チーノと、りこうなろばのグリゼラは大の仲よし。あるときグリゼラが、貧しいチーノをなんとかしてお金持ちにしてやろうと思いたったことから、大変な冒険がはじまります。-勇気と友情の大切さを生涯のテーマとして描きつづけた作家デンネボルクが、ろばと少年に託して贈る、愛すべき楽しい物語。
ヤンと野生の馬ヤンと野生の馬
体は小さいけれど、きかんぼうの少年ヤンと、無骨で口は悪いが、心根の優しい作男のナッツは大の仲良し。あるとき、足の不自由な野生の子馬と出会ったことから、大変な事件にまきこまれていまいます。-大らかでユーモアあふれるストーリーの底に、人と自然への深い愛情と洞察を秘めた、ドイツ児童文学の名作。
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