著者 : 高橋英夫
暢気眼鏡 虫のいろいろ 他十三篇暢気眼鏡 虫のいろいろ 他十三篇
暢気眼鏡 芳 兵 衛 燈火管制 玄関風呂 父祖の地 落 梅 虫のいろいろ 美しい墓地からの眺め 瘦せた雄雞 山口剛先生 石 松 風 蜜蜂が降る 蜂と老人 日の沈む場所 解 説(高橋英夫) 初出一覧
水晶幻想/禽獣水晶幻想/禽獣
鏡の前の女の意識の流れ、性をめぐる自由奔放な空想と溢れるイメージの連鎖を結晶化させた実験小説「水晶幻想」。亡き恋人を慕い〈輪廻転生〉を想う女の独白「抒情歌」。生きものの死を冷厳に見据える“虚無”の視線「禽獣」。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」「それを見た人達」、「散りぬるを」等、前衛的手法のみられる初期短篇8篇。“死への強い憧憬”を底流とした著者の文学の原点。
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