小説むすび | 著者 : 鵜飼哲夫

この傑作が、なぜ落ちた…。受賞作だけが名作じゃない。震災と喧噪の時代を生きた作家が残した名作編。

昭和の文豪がスカウトした平成の新人作家たちー。平成元年の第１０１回から第１１３回までの芥川賞候補作のなかから、「いま読んでも面白い作品」全９篇を厳選。人気作家の初期作品、これまで書籍化されたことのない作品など、知られざる傑作を掲載。

芥川賞は、当時の新人作家による優れた作品集だった。戦前・戦中の芥川賞候補作から「いま読んでも面白い作品」を全１４篇掲載。雑誌掲載時の太宰治「逆行」、戦後、作品が一度も書籍化されたことのない村田孝太郎など、読むことすら難しかった幻の作品も収める。