著者 : 麻沢奏
わたしの運命は決まっている? カレンダーが導く“運命の相手”とは。 【あらすじ】 人並みの恋愛がしたいと願う平凡な女子高生・千奈美はある日、ふしぎな子猫を助けたことをきっかけに「自身の恋愛予定が書かれたカレンダー」を手に入れる。カレンダーには「接近する日」「忘れ物を借りる日」「手を振る日」「手をつなぐ日」「告白される日」が書かれていて……。 【本書の特徴】 ●手のひらサイズの判型×文字横組みだから、「SNS感覚」で読める! ●持ち運びにも便利! 朝読や通学のお供にぴったり! 【目次】プロローグ/猫の夢/夏祭りの思い出/後ろの席の芝崎くん/予定通りの恋愛イベント/人気者のふたり/校外学習日/芝崎くんの好きな人/恋愛予定の相手/置いてけぼりの私/告白の返事と、好きな人のヒント/あの夏の答え合わせ/告白予定日
高2になった果歩は、クールでつかみどころのない早瀬と、図書委員をやることになった。実は、ふたりは同じ中学で、“付き合って”いた関係。でも、それはウワサだけ。ホントは、しゃべったことすらなくて…。図書室で、そんな早瀬とふたりきり。最初はぎこちなかったけれど、ふたりの距離は少しずつ縮まっていき…?じれったくて甘い放課後ラブに、胸キュンが止まらない!
高1の結子の趣味は、絵を描くこと。しかし幼い頃、大切な絵を破かれたことから、親にも友達にも心を閉ざすようになってしまった。そんな時、高校入学と同時に、絵を破った張本人・将真と再会する。彼に拒否反応を示し、気持ちが乱されてどうしようもないのに、何故か無下にはできない結子。そんな中、徐々に絵を破かれた“あの日”に隠された真実が明らかになっていくー。将真の本当の想いとは一体…。優しさに満ち溢れたラストはじんわり心あたたまる。麻沢奏書き下ろし最新作!
「涙」をテーマに人気作家が書き下ろす、スターツ出版文庫初の短編集。父親の死から数年後、初めて向き合う異母姉弟ふたりの葛藤を描いた『雨あがりのデイジー』(沖田円・著)、最愛の「彼」から思いがけず届いたラストメッセージで綴られる『君のかけらを拾いあつめて』(汐見夏衛・著)ほか、じっくりと浸れる7編を収録。何度も味わい読み返したくなる物語は、静かに寄り添い、心の奥底へと深く響いていく。そして苦しい日にも、切ない日にも、あなたをそっと、救ってくれるー。
幼い頃から勉強はトップクラス、ピアノのコンクールでは何度も入賞を果たすなど“絶対優等生”であり続ける高2の理穂子。彼女は、間もなく取り壊しになる旧音楽室で、コンクールに向けピアノの練習を始めることにした。そこへ不意に現れたのが、謎の転校生・相良。自由でしなやかな感性を持つ彼に、自分の旋律を「表面的」と酷評されるも、以来、理穂子の中で何かが変わっていくー。相良が抱える切ない過去、恋が生まれる瑞々しい日々に胸が熱くなる!
高校2年生の倫は、九州に引っ越した同級生の恋人・道孝と遠距離恋愛中。親が厳しくてスマホを持っていない道孝と繋がる唯一の手段は、webメール。道孝に会いにいくためにバイトに励む倫に、道孝の親友でクラスメイトの甲斐はやたらと絡んでくる。次第に道孝からの連絡が減っていき不安を抱える倫を、甲斐はなにかと支えるようになる。しかし甲斐は、倫には絶対に知られてはならない、大きな秘密を抱えていたー
君への想いを素直に伝えられたら、どんなに救われるだろうー。真面目でおとなしい果歩は、高2になると、無表情で掴みどころのない早瀬と図書委員になる。実はふたりは同じ中学で“付き合って”いた関係。しかし、それは噂だけで、本当は言葉すら交わしたことのない間柄だったが、果歩は密かに早瀬に想いを寄せていて…。ふたりきりの放課後の図書室、そこは静けさの中、切ない恋心が溢れだす場所。恋することの喜びと苦しさに、感涙必至の物語。
「私には色がないー」高校に入学した沙希は、母に言われるがまま勉強漬けの毎日を送っていた。そんな中、中学の時に見た絵に心奪われ、ファンになった“桐谷遙”という先輩を探しに美術室へ行くと、チャラく、つかみどころのない男がいた。沙希は母に内緒で美術部に仮入部するが、やがて彼こそが“桐谷遙”だと知ってー。出会ったことで、ゆっくりと変わっていく沙希と遙。この恋に、きっと誰もが救われる。