著者 : D.J.マクヘイル
第一地球での戦いを終え、故郷・第二地球で束の間の休息を過ごしていたボビー。地球の未来を変えずにすんだものの、セイント・デインの思惑にはめられた憤りは大きい。そんななかトラベラー仲間のアジャからメッセージを受け、ボビーはヴィーロックスへと旅立つ。いっぽう第一地球で戦いを共にしたガンニィは、セイント・デインのあとを追ってイーロングへ向かった。ヴィーロックスの危機ー。それは人間たちが現実を捨て始め、巨大な黒いピラミッドの中で繰り広げられるファンタジィ・ワールドの虜になったことだった。セイント・デインの企みを探るため、自ら夢の世界へと足を踏み入れたボビー。そこには予想をはるかに超える、恐ろしい危機が待っていた!!一方、第二地球のマークとコートニィも、親友の力になりたい一心でアコリーテへの道を探り始める。だがふたりの前に、本物のセイント・デインが現れて…!?大波乱の第4巻。
悪の化身セイント・デインを追って、〈第一地球〉にやってきたボビーとスペイダー。そこは1937年のニューヨーク・シティーところが着いた途端、まるで映画のようなギャングに命を狙われ、大切な指輪を盗られてしまう。窮地を救ってくれたのは第一地球のトラベラー、ガンニィ。彼は亡きプレスの仲間だった。セイント・デインはここでどんな悪を企んでいるのか?やがてボビーは「戦争」という恐るべき歴史を思い出す。予感は的中、激しいギャングの抗争から、戦争の影がみるみる迫りくる。そしてセイント・デインの恐ろしい姿もー。「今ある命を救うか、未来の命を救うか」ボビーたちは、歴史を変えるかもしれない究極の選択を迫られる。どちらが正しいかは、わからない。ただ自分を、信じるのみ。これまで以上のスリルと興奮が満載!待望の第三巻。
家族を失い、住みなれた“第二地球”から離れ、異次元世界に連れてこられたボビー。課せられた使命は、“トラベラー”-全部で10ある世界の存在を、凶悪な魔の化身セイント・デインから守ること。14歳のバスケ少年にとって、そんな大義は恐怖以外の何ものでもなかったけれど、迫りくる敵から逃げてもはじまらない。何もしなければ、いつかすべてが滅ぼされてしまうのだ。唯一頼れるプレスおじさんとともに、ボビーは敵を追って次なる新しい世界へと足を踏み入れた。そこは“クローラル”、大海に浮かぶ巨大な人工都市。新しい友と出会い、明るい気持ちになったのもつかの間、セイント・デインの恐ろしい計画がふたたび開始される。やがて戦いの舞台は海に沈んだ伝説をもつ、幻の都市ファーへ!息もつけない展開が待つ、波乱の第2巻。
ボビー・ペンドラゴン、14歳。憧れのコートニィとファースト・キスを交わしたその日から、スペース・トラベラーとしての苛酷な運命が始まった。世界は10テリトリィにわかれている。各テリトリィは異なる時間と、異なる空間をもつ異次元だ。そこを行き来できるのは、〈トラベラー〉と呼ばれる選ばれた者のみ。テリトリィの存在を知るのも彼らだけ。そして今、それぞれのテリトリィはかつてない崩壊の危機を迎えようとしていた。悪を目論むのは〈セイント・デイン〉と呼ばれる謎の人物。姿を変えることのできる彼は、各テリトリィに侵入して凶悪な企みを謀っている。空間に巣食う悪魔のように、内側からテリトリィを破壊し…その手にすべてをおさめようとしているのだ。平穏な暮らしから突如、異次元の世界に連れてゆかれ、闘いの使命を知らされたボビー。逃げ腰になりながらも、逃げられる場所はどこにもない。闘う以外に生きのびる道はないーボビーは〈トラベラー〉として、闘いの運命に立ち向かう。