著者 : M.E.モリス
最後のカミカゼ最後のカミカゼ
1945年8月、出撃を目前にした「神風」特攻隊員原田に信じ難い命令が下った。「戦争は終わった。全員引き揚げよ!」憤怒と恥辱にまみれ、玉音放送に聞き入る原田。この時、彼は復讐を誓った。“いつの日にか、この無念を晴らしてやる!”1991年12月、真珠湾。日米首脳が一堂に会した開戦50周年記念式典の上空に一機のゼロ戦が飛来した。機上には、「神風」の鉢巻きをしめた老いた原田が…。ミリタリー・ノベルの鬼才が放つ問題作。
南極上空応答せよ南極上空応答せよ
マーク・ブラッドフォード中佐率いるアメリカ海軍VXE-6は、勇躍南極大陸へとハーキュリーズC130の翼をつらねた。任務は越冬のための資材・糧食の供給と研究開発の支援。しかし、一寸先も見えない雪嵐をついて到着した彼らを待っていたのは、かつての平和な白い処女地ではなく、恐るべき野望を企む狂気の亡霊たちだった。その企てを阻み、美しい南極を守るべく、ブラッドフォードが空に舞う。壮大な極地に展開する会心の航空小説。
宇宙戦闘機アルファ・バグ宇宙戦闘機アルファ・バグ
シャトルの事故で片目を失い引退した元宇宙飛行士ドーヴァーのもとに1通の呼び出し状が届く。アメリカの宇宙監視システムが、ソ連の打ち上げた奇妙な物体をキャッチ。その正体を探る極秘任務は、ロシア語堪能で宇宙工学の知識があり、しかも隻眼の人間にしか務まらない…。ソ連秘密基地への潜入工作に始まり、ついには宇宙空間にまで舞台を広げる、波瀾万丈の軍事サスペンス長編。
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