著者 : Teamバンミカス
食糧不足による人類の貧困は必然か。果たして克服できる困難なのかー。飢餓による人類の危機を唱える経済学者。食糧の不足を食材の新しい調理法で克服しようとする料理人。看護を科学的に分析し、以前なら落としていたはずの人命を救う看護師。“命”に向き合う三者三様のあり方。そうして貧しいがゆえに強く生きる一人の少年。さまざまなドラマを通して、名著『人口論』の真髄をわかりやすくまんが化。そして今回の主人公は…ネズミだチュー!
すべては正義感から始まったー。敏腕の刑事弁護人ロベスピエール。貧しいがゆえに盗みに手を染めた者、無実の罪を着せられても抗弁できない弱き者。見事な弁舌で、それら数多くの被告人を救い“貧者の弁護人”として評判を得ていた。社会の矛盾を正すため、弱者、貧者を救うため、熱狂する人の群れを操る彼が革命の末に見た風景はどのようなものだったか?産業革命以後、世界は「群衆の時代」に突入する。“それは熱狂と残酷と理性的判断を失っていく大衆が主導する社会である”と喝破したル・ボンの名著を、一人の冷徹な知性を持った人物を主人公に描ききる!
“あなたはいま幸せですか?”と問われたらなんと答えよう。幸せな人もそうでない人も、しばしショーペンハウアーの言葉に耳を傾けてみよう。“人間が幸福になることは難しい。しかし、出来る限り楽しく生きる術はある。”著者は63歳まで全くの無名。17歳で父親を亡くし、母親に見捨てられ、出版した本はすべて絶版。地位も名誉もない、それでも幸福になれると言い切った天才哲学者。読むと幸せになれる一冊!
師・親鸞の教えを聞き書きし『歎異抄』をまとめた唯円。末法思想に包まれた1200年代の日本に、ただただ阿弥陀の言葉を伝えるために、縦横無尽に巡る元気坊主・唯円の活躍を楽しみつつ、親鸞の有名な言葉「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」の深い深い意味に、あらためて耳を傾けよう!
資本主義が発展した理由を教えよう。カネを使うことによって資本主義はぐんぐん伸びた。無駄に贅沢に!お金を使おう!大社会学者マックス・ウェーバーの最大のライバル、ゾンバルトの代表作『恋愛と贅沢と資本主義』。フランス革命前後のフランスを舞台に、繰り広げられる贅沢と奢侈。あるときは女子の気を引くために。あるときはライバルよりきっぷの良いところを見せるためにー。無駄遣いが何を産んだのかを、解き明かす!
イスラームを信じる人々の信仰と生活との基盤が、『コーラン』(クルアーン)である。ともすれば「男尊女卑」「暴力の容認」というゆがんだイメージが先行しがちだが、実際の彼らはどんな教えを信じ、何を考えているのだろうか。“イスラームという生き方”の基盤が示された、唯一無二の聖典を漫画化。
幕府による政治体制が確立する一方、戦乱と天災が続いた鎌倉時代中期。そんな時代に生まれ出家した日蓮は、国を救うべき仏教界の腐敗を痛感し、法華経を唯一の正しい教えとする国家改造を訴えた。しかし国を憂う日蓮に、弾圧や苦難の数々が立ちふさがるー。国家の安寧を願った日蓮の思想が色濃くつづられた意見書を漫画化。