新訳 紅楼夢 第7冊 第101〜120回
本冊の読みどころ
本冊のおもな登場人物
主要登場人物系図
第一百一回
大観園に 月夜 幽魂に感じ
散花寺に 神籤 異兆に驚く
第一百二回
寧国府 骨肉 災祲を病み
大観園 符水 妖孽を駆る
第一百三回
毒計を施して 金桂 自ら身を焚き
真禅に昧くして 雨村 空しく旧に遇う
第一百四回
酔金剛 小鰍は大浪を生じ
痴公子 余痛は前情に触る
第一百五回
錦衣軍 寧国府を査抄し
驄馬使 平安州を弾劾す
第一百六回
王熙鳳 禍を致して羞慚を抱き
賈太君 天に禱りて禍患を消す
第一百七回
余資を散じて 賈母 大義を明らかにし
世職を復して 政老 天恩に沐す
第一百八回
強いて歓笑して 蘅蕪 生辰を慶び
死して纏綿たり 瀟湘 鬼哭を聞く
第一百九回
芳魂を候ちて 五児 錯愛を承け
孽債を還して 迎女 真元に返る
第一百十回
史太君 寿終わりて 地府に帰り
王鳳姐 力詘きて 人心を失う
第一百十一回
鴛鴦の女 主に殉じて 太虚に登り
狗彘の奴 天を欺きて 伙盗を招く
第一百十二回
冤孽に活きて 妙尼 大劫に遭い
讐仇に死して 趙妾 冥曹に赴く
第一百十三回
宿冤を懺いて 鳳姐 村嫗に托し
旧憾を釈きて 情婢 痴郎に感ず
第一百十四回
王熙鳳 幻を歴て 金陵に返り
甄応嘉 恩を蒙りて 玉闕に還る
第一百十五回
偏私に惑いて 惜春 素志を矢い
同類を証して 宝玉 相知を失う
第一百十六回
通霊を得て 幻境に仙縁を悟り
慈柩を送りて 故郷に孝道を全うす
第一百十七回
超凡を阻んで 佳人 双り玉を護り
聚党を欣んで 悪子 独り家を承く
第一百十八回
微嫌を記して 舅兄 弱女を欺り
謎語に驚きて 妻妾 痴人を諫む
第一百十九回
郷魁に中りて 宝玉 塵縁を却け
皇恩に沐して 賈家 世沢を延ぶ
第一百二十回
甄士隠 太虚の情を詳説し
賈雨村 紅楼の夢を帰結す
訳者あとがき
関連小説
今や皇帝の貴妃となっ元春の里帰りのために、贅の限りを尽くして造営された「大観園」。豪奢の限りを尽くしたこの園に宝玉と少女たちはやがて移り住むが、華やかで幸福な日々の中、なぜか少女たちは悲惨な未来を暗示する謎々を作る──。繊細な美少女・林黛玉の魅力も遺憾なく発揮される、注目の第2冊! 本冊の読みどころ 本冊のおもな登場人物 主要登場人物系図 第十七・十八回 大観園に才を試みて対額を題し 栄国府に帰省して元宵を慶ぐ 第十九回 情は切切として 良ろしき宵に花は語を解し 意は綿綿として 静かなる日に玉は香を生ず 第二十回 王熙鳳 正言もて妬意を弾き 林黛玉 俏語もて嬌音を謔う 第二十一回 賢き襲人 嬌嗔もて宝玉を箴め 俏き平児 軟語もて賈レンを救う 第二十二回 曲文を聴きて宝玉 禅機を悟り 灯謎を製りて賈政 讖語を悲しむ 第二十三回 西廂記の妙詞 戯語に通じ 牡丹亭の艶曲 芳心を警む 第二十四回 酔金剛 財を軽んじて義俠を尚び 痴女児 帕を遺れて相思を惹く 第二十五回 魘魔の法 姉弟 五鬼に逢い 紅楼の夢 通霊 双真に遇う 第二十六回 蜂腰橋に 言を設けて 心事を伝え 瀟湘館に 春に困しみて 幽情を発す 第二十七回 滴翠亭に 楊妃 彩蝶に戯れ 埋香塚に 飛燕 残紅に泣く 第二十八回 蔣玉菡 情もて茜香の羅を贈り 薛宝釵 羞じて紅麝の串を籠む 第二十九回 享福の人 福深きに還た福を禱り 痴神の女 情重きに兪いよ情を斟む 第三十回 宝釵 扇を借りて 機は双敲を帯び 齢官 薔を劃して 痴は局外に及ぶ 第三十一回 扇子を撕きて 千金一笑を作し 麒麟に因りて 白首双星を伏す 2013/10/25 発売
本冊の読みどころ 本冊のおもな登場人物 主要登場人物系図 第八十一回 旺相を占いて 四美 游魚を釣り 厳詞を奉じて 両番 家塾に入る 第八十二回 老学究の講義 頑心を警め 病める瀟湘の痴魂 悪夢に驚く 第八十三回 宮闈に省して 賈元妃 恙に染まり 閨閫を鬧がせて 薛宝釵 声を呑む 第八十四回 文字を試して 宝玉 始めて親を提し 驚風を探ねて 賈環 重ねて怨を結ぶ 第八十五回 賈存周 報ぜられて郎中の任に昇り 薛文起 復た放流の刑を惹く 第八十六回 私賄を受けて 老官 案牘を翻し 閑情を寄せて 淑女 琴書を解く 第八十七回 秋の深きに感じ 琴を撫して往事を悲しみ 禅寂に坐し 火を走らせて邪魔入る 第八十八回 庭歓を博さんとして 宝玉 孤児を賛え 家法を正さんとして 賈珍 悍僕を鞭うつ 第八十九回 人亡く物在り 公子 詞を塡し 蛇影杯弓 顰卿 粒を絶つ 第九十回 綿衣を失いて 貧女 嗷嘈に耐え 果品を送りて 小郎 叵測に驚く 第九十一回 淫心を縦にして 宝蟾 工に計を設け 疑陣を布きて 宝玉 妄りに禅を談ず 第九十二回 女伝を評して 巧姐 賢良を慕い 母珠を玩びて 賈政 聚散を参る 第九十三回 甄家の僕 賈家の門に投靠り 水月庵に 風月の案を掀翻く 第九十四回 海棠に宴して 賈母 花妖を賞で 宝玉を失いて 通霊 奇禍を知る 第九十五回 訛に因りて実を成し 元妃 薨逝し 仮を以て真に混じ 宝玉 瘋癲となる 第九十六回 消息を瞞して 鳳姐 奇謀を設け 機関を泄らして 顰児 本性を迷わす 第九十七回 林黛玉 稿を焚きて痴情を断ち 薛宝釵 閨を出でて大礼を成す 第九十八回 苦しき絳珠 魂は離恨の天に帰り 病める神瑛 涙は相思の地に洒ぐ 第九十九回 官箴を守りて 悪奴 同に例を破り 邸報を閲して 老舅 自ら驚きを担う 第一百回 好事を破りて 香菱 深恨を結び 遠嫁を悲しみて 宝玉 離情に感ず 2014/02/25 発売