小説むすび | ブッデンブローク家の人びと 上

ブッデンブローク家の人びと 上

ブッデンブローク家の人びと 上

「ある家族の没落」という副題が示すようにドイツの一ブルジョア家庭の変遷を四代にわたって描く。初代当主は一八世紀啓蒙思想に鍛えられた実業家である。代を追うにつれこの家庭を、精神的・芸術的なものが支配し、次第に生活力が失なわれてゆく。

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