小説むすび | マリー・アントワネット 下

マリー・アントワネット 下

マリー・アントワネット 下

革命の展開は急速である。王家はチュイルリー宮へ押し込められ、スパイがマリーの身辺にまでうろつく。こうなってみて初めてさとるのだった。自分が王妃として、マリア・テレサの娘として「後世という持続的な不屈なまなざし」の前に立たされたのだと。また圧倒的な力に押しつぶされぬためには、どうしても偉大でなければならぬのだと。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP