ノートル=ダム・ド・パリ 上
フランス・ロマン主義を代表する作家ユゴー(1802-1885)が、1482年のパリを舞台に中世の社会と民衆の風俗を生き生きと描く。醜い鐘番のカジモド、美しい踊り子エスメラルダ、陰鬱な司教補佐クロード・フロロ。“宿命”によって翻弄される登場人物たちが、愛や情熱や嫉妬といった感情のドラマを繰りひろげる。
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ノートル=ダム・ド・パリ 下ノートル=ダム・ド・パリ 下
第七編 1 ヤギに秘密を打ち明ける危険 2 聖職者と哲学者とは赤の他人 3 鐘 4 宿命 5 黒い服をまとった二人の男 6 家の外で呪いのことばを七つどなったら…… 7 修道服をまとった怪しい男 8 河に面した窓が役に立つ 第八編 1 金貨が枯れ葉に変わる 2 金貨が枯れ葉に変わる(つづき) 3 金貨が枯れ葉に変わる(結末) 4 「すべての望みをすてよ」 5 母親 6 三人三様の心 第九編 1 狂乱 2 不自由な身体 3 不自由な耳 4 素焼きと水晶 5 赤門の鍵 6 赤門の鍵(つづき) 第十編 1 グランゴワール、ベルナルダン通りでいろいろな謀りごとをめぐらす 2 宿なしになってしまえ 3 ばんざい、ばんざい! 4 まぬけな味方 5 ルイ・ド・フランス殿下がお祈りをされた奥の間 6 ポケットの短剣 7 シャトーペール、救援に現われる! 第十一編 1 小さな靴 2 「白い服をまとった美しい者」(ダンテ) 3 フェビュスの結婚 4 カジモドの結婚 解説 (辻 昶) 2016/06/18 発売