艶笑滑稽譚 1
「未来に於ける私の最高の栄誉」となる作品と、バルザックが自負した『艶笑滑稽譚』。社会・風俗への諷刺をきかせたエロティックで大らかな笑いの世界は、文豪の隠れた名作として愛されてきた。ヨーロッパ伝統の滑稽話の形式とラブレー等の語彙を借りた原文の古風な味わいを、流麗な日本語に移し替える。図版多数。全3冊。
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「恋よ、笑いよ、喜びよ、よき滑稽話よ」-身分違いの恋人たちの命をかけた一夜の逢瀬、中世の「淫夢魔」の謎めいた裁判記録、フランソワ・ラブレー師の最後の説教…。典雅な言葉に、きわどい諷刺、人間社会の根幹をえぐり出す、天衣無縫の第二輯(全3冊)。 2012/12/14 発売