小説むすび | 新・平家物語(十六)

新・平家物語(十六)

新・平家物語(十六)

出版社

講談社

発売日

1989年10月2日 発売

平家が西海の藻屑と消えてわずか半年後、武勲第一の義経は、それまで指揮下にあった頼朝の兵に追われる身となった。吉野から多武ノ峰、伊勢、伊賀ー息をひそめて主従7人、平家の残党の如く生きる。静を見捨ててまでの潜行につぐ潜行。義経はひたすら東北の空を仰ぐ。そこには、頼朝の最も恐れる藤原三代の王国がー。人間の愚、人間の幸福をきわめつづけた吉川文学の総決算、ここに完結。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP