34歳フリーター、同居の恋人は失業中。どんづまりの私の前に、はたちの男があらわれたー。生き迷う世代を描いて“今”のリアルを映す角田光代の最高傑作。
34歳フリーター、「タマシイのない仕事はしたくない」と、年下の同棲相手は失業中。エアコンは壊れ、生活費の負担は増えていく。どんづまりの生活を変えたのは、はたちの男からかかってきた「テキ電」-私はちゃちな恋をした。生き迷う世代を描き、フリーター文学とも呼ばれた著者の転換点となった傑作。 2005/10/15 発売