小説むすび | 闇の迷宮

闇の迷宮

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1970年代後半、軍事政権下のアルゼンチンでは市民の行方不明事件が続発していた。政府による反政府勢力弾圧を疑う女性ジャーナリスト、セシリアは新聞記事で告発する。しかし闇の手は、彼女にも容赦なく伸びていた。一方、行方不明になった妻を捜し求める夫カルロスは、ある日、自分に姿を消した人たちの辿った運命が幻視できる能力があることに気づく。この不思議な能力を用いて、カルロスは失踪者の家族の力になることを決心する。果たして妻の姿を見ることはできるのか?巨大権力に立ち向かう男のサスペンス・フィクション。

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