小説むすび | 傷痕

傷痕

傷痕

出版社

講談社

発売日

2009年9月1日 発売

17年前に殺された弁護士一家の遺族は、いまも「傷痕」をかかえて生きている。主犯格と裁かれた男は死刑になったが、共犯者が仮出所してあらわれてきた。そんなとき、加害者の血をひく大学生が、友人に誘われて出かけた法律サークルの会合で出会い好きになってしまった女子大生は、被害者の一人とおなじ「五条香子」という名前だった-。二人の出会いが、やがて悲しき事件をまきおこす。そして、新たな「傷痕」が…。加害者側にも被害者側にものこる哀しみを描いた、死刑や裁判員制度をも問う心ふるえるミステリー。

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