文学2018
日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短編アンソロジー。2017年の1年間に文芸誌などの媒体に発表された全短編の中から17篇を厳選。ベテラン作家から新鋭作家まで、多彩な書き手による注目作、意欲作を選び出し、この一冊で2017年の日本文学を一望できる珠玉の短篇名作選。解説は沼野充義氏。
高橋弘希「踏切の向こう」
青山七恵「帰郷」
阿部千絵「散歩」
綿矢りさ「意識のリボン」
柴崎友香「公園へ行かないか? 火曜日に」
中原昌也「劣情の珍獣大集合」
青来有一「沈黙のなかの沈黙」
山尾悠子「親水性について」
星野智幸「世界大角力共和国杯」
丸山修身「頂上の一夜」
金原ひとみ「fishy」
津村記久子「サキの忘れ物」
牧田真有子「桟橋」
沼田真佑「廃屋の眺め」
佐藤洋二郎「瀞」
小山田浩子「蟹」
町田康「とりあえずこのままいこう」
関連小説
2007年刊行の文芸誌発表の作品の中から、精選された18篇の小説を収録。現代の文学の状況がこの一冊の中に凝縮!時代の断面を、風景としての扉を、18人の作家が鋭く切り、拡げた作品群。 2008/04/22 発売
日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短編アンソロジー。2015年一年間に文芸誌などの媒体に発表された全短編の中から20篇を厳選。ベテラン作家から新鋭作家まで、多彩な書き手による注目作、意欲作を選び出し、この一冊で2015年の日本文学を一望できる珠玉の短篇名作選です。 収録作品 「鉢かづき」 青山七恵、 「秘宝館 」 いしいしんじ 「コノドント展」 絲山秋子 「病棟の窓」 大城立裕 「まるで砂糖菓子」 乙川優三郎 「おでんの卵を半分こ」 片岡義男 「globarise」 木下古栗 「なもあみだんぶーさんせうだゆう」 姜 信子 「カーディガン 」 佐藤モニカ 「ポンペイアンレッド」 高樹のぶ子 「首飾り 」 辻原 登 「牢名主」 津村記久子 「伊皿子の犬とパンと種」 長野まゆみ 「無声抄」 諏訪哲史 「うらしま」 日和聡子 「夏、訃報、純愛 」 保坂和志 「石蹴り」 松浦寿輝 「越境と逸脱」 山崎ナオコーラ 「ココナツの樹のある家」 楊 逸 「前世は兎」 吉村萬壱 2016/04/21 発売
小説好きのみなさん、お待たせしました。日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短編アンソロジー。2018年の1年間に文芸誌などの媒体に発表された全短編から厳選。ベテラン作家から新鋭作家まで、日本を超え、世界を捉え、文学を革新する多彩な書き手15人による注目作、意欲作を選び出す。この一冊で2018年の日本文学を一望できる珠玉の短篇名作選。解説は中沢けい氏。 文通 土脉潤起 どみゃくうるおいおこる 坂をおりる船 ダークナイト・ミッドナイト 本当の旅 ハレルヤ 牡丹華 ぼたんはなさく 風下の朱 巡礼 生き方の問題 チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ 風鈴 永遠のあとに来る最初の一日 残影 野戦病院 2019/04/25 発売
日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短篇アンソロジー。2021年の1年間に文芸誌などの媒体に発表された全短篇のうち12篇を厳選。あらゆる境界線を相対化し、人間存在の根本を問おうとする、この国の文学状況を1冊で俯瞰する。 解説:磯崎憲一郎 休学(国産のため) 高瀬隼子 部屋と喫水 山尾悠子 もふとん 酉島伝法 マジックミラー 千葉雅也 消滅 藤野可織 時計と船 田中慎弥 川のある街 江國香織 永遠年軽 温 又柔 ハジケテマザレ 金原ひとみ はこのなか 紗倉まな 行かなかった旅の記録 宮内悠介 フィリフヨンカのべっぴんさん 乗代雄介 2022/06/23 発売
2022年のあいだに各媒体に発表された全短篇のうち12作品を厳選。コロナと戦争の不安下にある社会と人間の姿を凝視した作家の眼。 解説 金原ひとみ らっきょうとクロッカス 桜木 紫乃 キャンプ 井戸川 射子 二千回飲みに行ったあとに 津村 記久子 文士と夜警 筒井 康隆 砂漠の検問所 池澤 夏樹 パーミション 岡崎 祥久 ママと戦う 西 加奈子 私の労働 町屋 良平 霊たち 三国 美千子 スメラミシング 小川 哲 偶然の本質 辻原 登 家畜人ヤプ子 山田 詠美 2023/06/22 発売
日本文学の最先端を、この1冊で知る! 2023年のあいだに文芸誌に発表された全短篇のうち12作品を厳選。 「時代の空気」を記録した、ベスト短篇アンソロジー。 【収録作品】 平野啓一郎「富士山」 円城塔「レンダリング・タイムカプセル」 黒井千次「消息」 三木卓「来訪した者」 宮内悠介「明晰夢」 村田沙耶香「おろか」 石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」 谷崎由依「天の岩戸ごっこ」 嶽本野ばら「ブサとジェジェ」 本谷有希子「パンケーキ2.0」 坂崎かおる「ニューヨークの魔女」 蓮實重彦「午後の朝鮮薊」 【編纂委員】 伊藤氏貴 磯崎憲一郎 金原ひとみ 川村湊 島田雅彦(解説) 【装幀】 帆足英里子(ライトパブリシティ) 平野啓一郎「富士山」 円城塔「レンダリング・タイムカプセル」 黒井千次「消息」 三木卓「来訪した者」 宮内悠介「明晰夢」 村田沙耶香「おろか」 石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」 谷崎由依「天の岩戸ごっこ」 嶽本野ばら「ブサとジェジェ」 本谷有希子「パンケーキ2.0」 坂崎かおる「ニューヨークの魔女」 蓮實重彦「午後の朝鮮薊」 2024/06/27 発売
文学は心に残る「問い」との出会い。「いま」を切り取る最前線、ベスト短篇アンソロジー。 【収録作品】 石田夏穂「ヘルスモニター」 李龍徳「反男性」 滝口悠生「煙」 今村夏子「三影電機工業株式会社社員寮しらかば」 山下紘加「わたしは、」 朝比奈 秋「雪の残照」 市川沙央「こんぺいとうを拾う」 金井美恵子「夢の切れはし」 川上未映子「わたしたちのドア」 角田光代「星ひとつ」 小野絵里華「夜のこども」 グレゴリー・ケズナジャット「痼り」 牧田真有子「水くぐりの夜」 くどうれいん「スノードームの捨てかた」 【編纂委員】 磯崎憲一郎 伊藤氏貴(解説) 金原ひとみ 川村湊 島田雅彦 【装幀】 帆足英里子(ライトパブリシティ) 2025/06/26 発売