重耳(中)
称の孫重耳は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸は、絶世の美女驪姫に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺そうと謀る。逃れ出た重耳と家臣たちの、辛酸の日々。晋の国内は大きく乱れて…。
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放浪公子、見事な運命の転変。著者が最も好む中国古代史上の名君(逃げの重耳)を主人公に、壮大なスケールで描く春秋の師子たちの盛衰。新たな名作の誕生を告げる傑作、ついに登場。 1993/02/04 発売
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