小説むすび | 孤島

孤島

孤島

出版社

講談社

発売日

1998年7月15日 発売

男は名前をもたなかった。過去を消し去り汚れたレインコートをまとって、深い闇の中を夜汽車に揺られていた。他人になりすまし、母の死んだ孤島をひたすらめざした。自分は、いったいどこにいるのか、私とは何か?自己存在の謎に挑む壮大なミステリーの実験。埴谷雄高、鮎川哲也氏絶賛の『裏街』に続く第二弾。

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