冥の水底(下)
息子一真と共に、失踪した光恵を探し出そうとする玲人。時は30年近く遡り、山奥で暮らす、ある力を持った“マガチ”の青年シズクは、初恋の少女を追いかけて上京する。彼女をそっと見守りながら、出すことのない手紙を書き続けていく。ふたつの時が交錯し、物語はあまりにも切ないエンディングに向かって疾走する。
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冥の水底冥の水底
市原玲人が、友人の光恵から見せられた写真には「狼男」が写っていた。忽然と姿を消した光恵を、玲人は息子の一真と探し出そうとする。時は30年近く遡る。山奥で暮らす、ある「力」を持った“マガチ”の青年シズクは、初恋の少女を追いかけて上京する。ふたつの時が交錯し、物語はあまりにも切ないエンディングへと疾走する。 2014/10/29 発売