〈本の姫〉は謳う 1
二つの月が浮かぶ、ソリディアス大陸。自分ではない“誰か”の記憶を持つ少年・アンガスは本に宿った謎の女性・“本の姫”と共に旅をする。旅の目的は大陸に散った邪悪な文字を探し、回収すること。人々は文字の魔力によって凶暴になり、各地では災厄が起きていた。荒野を貫く鉄道に乗り、不思議な力を持つ歌姫たちに出会い、滅びた天使の遺跡を巡るアンガスらを待ち受けるものとはー。
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〈本の姫〉は謳う 3〈本の姫〉は謳う 3
手つかずの自然が残る最後の聖地・カネレクラビス。ツァドキエルとの激闘を制し、セラは記憶と声を取り戻した。そして、自らが歌姫であることを思い出したのであった。“本の姫”とアンガスらはセラの無事を知らせるため、彼女の故郷であるカネレクラビスを訪れるが、そこでも文字による災いが起きていてー。一方、“本の姫”は文字を回収する度に蘇る記憶に悩まされていた。「私は何者なのだろう。なぜ私は世界の滅亡を望んだりしたのだろう」物語は終章へ、変えられない過去を背負い、前に進むあなたのためのファンタジー。 2024/03/14 発売