小説むすび | ナイルの聖母

ナイルの聖母

ナイルの聖母

ルワンダの山岳地帯にあるカトリックの寄宿制女子校で起きる小さな差別、区別、妬みや羨望。女性エリートを育成する学校の生徒たちは、誇り高く規律を守った日常を送るが、それぞれの「うまくいかない日々」への不満は、大きな溝に取り込まれていく。誰しもが持つ小さな負の感情は、いつしか避けがたい衝突へと導かれ…。ルワンダ虐殺から30年。争いを繰り返さないための、ただひとつの道。和解のためにはまず、なぜ分裂したかを理解しなければならない。ルノードー賞受賞。

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