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まつら伊世姫まつら伊世姫
不思議な女性が伊世を呼んだ。呼ばれた彼女は遥かなときを遡り、北九州は末盧の国の王女に生まれ変わる。そこは古代、ヤマト時代。人々がこれから文明と戦乱に遭遇しようとしている時代だった。伊世を呼んだのが邪馬台国の女王ヒミコであることを彼女は知らない。伊世をめぐり、若々しい国造りへの情熱に燃える伊都のタケル、邪馬の軍団のノボル、海賊ハヤト他がいり乱れ、時代は激動にさらされてゆく。ヒミコが伊世を呼んだわけは?悠久の愛と波瀾の大ロマン、いま始まる。 1991/03/01 発売
まつら伊世姫(2)まつら伊世姫(2)
アニヒコとノボルの率いる血鹿島討伐軍は、ハヤトの死霊と耳族を征伐し、凱旋した。アニヒコとイスケ姫の結婚というめでたい一時も、クナ軍の邪馬台国侵攻によりうち破られ、倭の国はしだいに大乱の兆しを強めていく。新しい国造りに燃えるタケル、マサル、ノボルの三人は、強力な騎馬軍をつくるため、三者三様の運搬方法を胸に、馬を求めて加羅の国へ渡るのだった。三人の無事を祈って見送るイヨ。そのイヨを見守るヒミコ。彼女の胸の内にあるものは…。好評古代ロマン第2弾。 1991/04/01 発売