小説むすび | 裏切りのXPD(下)

裏切りのXPD(下)

裏切りのXPD(下)

はたして“カイゼローダ塩坑の秘密”とはなにか?ときをおなじくして、ソヴェトKGB、米国家安全保障局もイギリスの動きを察知し、行動を起こしていた。スチュアートがおぼろげに、その秘密の正体を知ったとき、事態はすでに急をつげていた。アメリカもソ連も目前に迫っている。どうやらチャーチルとヒットラーの関係に、重大な謎が隠されているらしい。スチュアートはライデン卿に確認を求めるが、卿は言を左右して煮えきらない態度の終始している。おそるべきことに、イギリスは秘密を知ったスチュアートをXPDしようとしたのだった。現代史の裏にひそむ大陰謀を描くデイトン会心の長編野心作!〔XPD(Expedient Demise)とは、「好都合な死亡事故」という意味である。〕

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