NOS4A2-ノスフェラトゥー(上)
全米メディア絶賛、ジョー・ヒル待望の新作
ヴィクトリア・マックイーンは8歳のときから、父にもらった自転車ですでに無くなっているはずの〈近道橋〉をわたり、失せ物を見つけられるようになった。17歳のある日、母と喧嘩をして家を飛び出したヴィクはその自転車で〈橇の家(スレイ・ハウス)〉に辿り着く。そこにいたのは、〈NОS4A2(ノスフェラトゥ)〉のナンバープレートを付けたロールスロイス・レイスに乗る老人ーー吸血鬼(ノスフェラトゥ)ならぬ連続児童誘拐犯の、チャールズ・タレント・マンクスだった。
ブラム・ストーカー賞2013年度最優秀長編賞候補にノミネートされた、ベストセラー作家ジョー・ヒルのダークホラーが日本上陸。
【編集担当からのおすすめ情報】
「ノスフェラトゥ」とは有名なドイツ映画のタイトルにもあるように、吸血鬼を指す言葉として欧米でよく使われています。
本作は、連続児童誘拐犯が乗る年代物のロールスロイスのナンバープレート「NOS4A2」を「ノスフェラトゥ」と読ませ、タイトルとしています。モダンホラーの旗手ジョー・ヒルが描く、現代アメリカの「吸血鬼」の恐怖をどうぞご堪能ください。
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モダンホラーの旗手が描く話題沸騰の傑作! 連続児童誘拐犯のマンクスに殺されそうになった記憶に苦しめられ、重度のPTSDを患ったヴィクは、入院生活を経て病を克服し、幼い頃に休暇を過ごした湖の家で息子ウェインと水入らずの日々を送っていた。しかしそれもつかのま、ヴィクへの復讐に燃えるマンクスはウェインをさらい、ロールスロイス・レイスで彼の作り上げた王国〈クリスマスランド〉へ向かう。ヴィクは息子をとりもどすため、満身創痍の体でバイク・トライアンフを走らせるーー。 ベストセラー作家ジョー・ヒルが放つ、ダークホラーの傑作がここに完結! 解説は、ミステリ研究家の霜月蒼さん。 【編集担当からのおすすめ情報】 本作は2013年度ブラム・ストーカー賞最優秀長篇賞にもノミネートされ、米国でも大きな話題となっています。発表は2014年5月、ぜひご注目ください。 2014/05/08 発売