利家とまつ(上巻)
尾張の国荒子城主前田利昌の四男利家は、15歳で織田信長に仕えた。武勇に優れ「槍の又左」と畏れられ、また派手好みで、美しいものが好きだった。天下を望まずナンバー2を貫き、その律儀さ誠実さで加賀百万石の礎を築き上げたが、信長・秀吉から最も頼りにされたこの利家が最も頼りにしたのは、10歳年下の従妹妻まつだった。日本一の女房の生き方から学ぶ、賢い亭主操縦術。
尾張の国荒子城主前田利昌の四男利家は、15歳で織田信長に仕えた。武勇に優れ「槍の又左」と畏れられ、また派手好みで、美しいものが好きだった。天下を望まずナンバー2を貫き、その律儀さ誠実さで加賀百万石の礎を築き上げたが、信長・秀吉から最も頼りにされたこの利家が最も頼りにしたのは、10歳年下の従妹妻まつだった。日本一の女房の生き方から学ぶ、賢い亭主操縦術。