著者 : 竹山洋
利家とまつ(上巻)利家とまつ(上巻)
尾張の国荒子城主前田利昌の四男利家は、15歳で織田信長に仕えた。武勇に優れ「槍の又左」と畏れられ、また派手好みで、美しいものが好きだった。天下を望まずナンバー2を貫き、その律儀さ誠実さで加賀百万石の礎を築き上げたが、信長・秀吉から最も頼りにされたこの利家が最も頼りにしたのは、10歳年下の従妹妻まつだった。日本一の女房の生き方から学ぶ、賢い亭主操縦術。
ボクの就職ボクの就職
エリート銀行マンの父とは違う生き方をめざしてカネ正食品に就職したものの、社会の風は厳しい。ひとくせもふたくせもある上司や、要領のいい同僚に囲まれ、まるで見知らぬ世界に迷いこんだかのように右往左往する主人公の西条浩介。そんな出来の悪い息子を、父として、先輩サラリーマンとして蔭ながら心配しつつも、企業戦士として、派閥によるサラリーマンの悲哀を味わう浩一郎。テレビCMをうてる自社製品の開発を夢見る加藤松郎社長のもと、新米サラリーマンの汗と涙と笑いの日々が始まった。
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