小説むすび | 懐郷

懐郷

懐郷

出版社

新潮社

発売日

2008年2月28日 発売

仙台駅駅裏へと続くX橋。その路地にいつも立つ街娼がいた。あと数カ月で米軍基地が消える。数え切れない米兵と寝た淑子が見つけた、たったひとつの恋ー「X橋にガール」。海で命を落とした仲間の海女の夫と再婚した妙子。ロープが岩に絡まり、海底で身動きができなくなった時に聴こえた磯笛の音色はー「磯笛の島」。昭和三十年代をひたむきに生きた女性たち。珠玉の短編七編。

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