19世紀ロシア・ペテルブルクに、ある男が住んでいた。 男は過剰ともいえる自意識から「心の地下室」へ閉じこもり、社会と断絶した生活を送っていた。 あるとき男は、自身の過去の回想を記すことで、「人間の本質の非合理性」を明かしていくことを試みる。 2011/09/30 発売