最後の審判(上巻)
麻薬とワインの飲み過ぎで恋人と泥酔状態に陥った女子大生ブレット。気がつくと恋人は全裸で何者かに刺殺されていた。現場には血まみれのナイフと財布。彼女は殺人罪で逮捕されるが、かたくなに無実を主張する。ブレットの叔母の辣腕弁護士キャロラインは、姪を助けるため23年ぶりの帰郷を決意したが、彼女を待ち受けていたのは、思いもよらぬ事件と秘められた過去の愛憎劇だった。
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R大学医学部第三外科の非常勤医員の三条美和子はG市民病院から紹介されてきた患者の胃癌の摘出手術を行った。三週間経って届いた、胃患部の組織検査結果に、美和子は驚愕した-。病変は胃癌でなく胃潰瘍。“癌”は消えたのか。興味津々、話題沸騰の医学ミステリ。 1993/12/05 発売
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ニューハンプシャーの夏のある月夜、22歳のブレットは恋人と出かけた湖畔でマリファナとワインに悪酔いし、気がつくと恋人の刺殺体を目の前にしていた。ブレットの叔母にあたる弁護士キャロライン・マスターズは、殺人の罪に問われた姪の事件を手がけるため、23年ぶりに帰郷することになる。予審が開始され、次々と検察側の主張を論破していく一方で、昔の恋人や異母姉、元判事である父チャニングとの苦い再会と、家族たちへのある疑惑が彼女を待ち受けていた-。『罪の段階』『子供の眼』に登場した辣腕の女弁護士キャロラインをヒロインに据え、本格的な謎解きに一族の愛憎の物語を盛り込んだ、法廷サスペンス三部作の完結編。 2002/09/25 発売