大聖堂(中巻)
キングズブリッジ修道院長となったフィリップはトムを起用し大聖堂の再建を目指した。かつて放浪中のトムに出会ったジャックは、没落した前シャーリング伯の娘アリエナに一目で恋しながら、トムの徒弟として建築の才を開花させていく。だが、アリエナの父を捕らえシャーリングの地を得たウィリアム・ハムレイは、自領の衰亡を横目に繁栄するキングズブリッジに、焼討ちを仕掛けた。
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12世紀のイングランド。いつか大聖堂を建てることを夢見る建築職人トム・ビルダーは、職を求めて放浪の日々を送っている。そのころ、かつての大修道院キングズブリッジは衰退し、その大聖堂も大掛かりな修復を必要としていた。折しも教会を軽視してきた国王が逝去し、イングランドに内乱の危機が迫る。-壮麗なる大聖堂の建立をめぐり、数多の人びとが織りなす波瀾万丈の物語。 1991/11/01 発売