小説むすび | 少女の器

少女の器

少女の器

出版社

新潮社

発売日

1989年3月1日 発売

女子大で美術を講ずる母は、女性の完璧な自立を目指している。おまけに“恋多き女”。が、その生き方にはどこか危うさがつきまとい、私の心はしばしば、別れた版画家の父の方に傾く。母親の新たな愛と挫折。初恋に似た同級生との心の交流。父森にかかった国際的な盗作の疑い。会話主体の野心的手法で描く少女と家族の日常。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP