海や星や太陽に抱かれ、いつも幸せに満ち溢れていた。あの「船」が来るまで-。大自然の中で暮らす姉と弟、その家族のひかり輝く愛を描く。
自然豊かな島に暮らす女の子は、夢想好きで誰よりも早起き。それで、朝の少女と呼ばれている。夜が大好きな少年は、いつしか暗闇に変身できるようになり、眠る必要がなくなってしまった星の子。対極的な姉弟は、両親の教えや大自然との対話を通して、少しずつ大人になっていく。海や星や太陽に抱かれ、ふたりは幸せだった。運命の日がくるまでー。生命の輝きに満ち溢れた愛の物語。 1997/01/01 発売