カラスの審判(下)
誘拐された超能力少年デイヴィッドを救い出そうと、サイモン・ガーニーはアメリカへ飛んだ。少年はパスキーニと離婚した米国人の母親と八歳のころから合衆国東部に住んでいた。だが犯人側は、少年の身柄をイギリスへ移したと告げてくる。ロンドン入りしたサイモンは次第に誘拐事件に疑問を抱きはじめ、調査を開始。-事件の背後には英米の情報部がからんだ国際的な陰謀が隠されていた。追われる立場となった彼は、果して少年を救い出すことができるのか、CIAが超能力者にさせようとした計画とは…?英国に出現した話題のサスペンス巨篇。