一生遊んで暮らしたい。賞讃と悪罵と二つながら浴びた戦慄のデビュー作!第116回芥川賞候補作品収録。
尾崎世界観(クリープハイプ)絶賛! 「共感できないし、どうしようもないし、変。 でも十代の自分を救ってくれたのは この物語の主人公なんです」 三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。 誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、今日こそ捨ててこますーー日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、作家としても熱狂的な支持を得たデビュー作! 解説・三浦雅士 2002/05/10 発売