小説むすび | 隠した命の秘密の父親

隠した命の秘密の父親

隠した命の秘密の父親

親に反対されても、産みたかった。
恋い焦がれた彼の子だから。

17歳の夏、ジュリーは3歳年上のトレヴァーに純潔を捧げた。
その後、彼から連絡はなく、何事もなかったように数カ月が過ぎ、
ジュリーの大学進学が決まってほどなくして妊娠が判明した。
“始末”するよう再三迫る両親を振りきって、彼女は息子を産んだーー
医師を志すトレヴァーの妨げになると考え、彼にはいっさい知らせず。
今、12歳になった息子が学校でいじめられて不安定になったため、
ジュリーはLAから故郷の町に引っ越し、看護師の求人に応募した。
だがその医院の院長こそ、なんと息子の父親、トレヴァーだった!
面接で採用が決まり、ジュリーは観念した。もう隠しきれない……。
「私には息子がいると言ったでしょう。父親はあなたよ、トレヴァー」

USAトゥデイのベストセラー作家の日本デビュー作! 予期せぬ妊娠ではあったけれども、生まれてきた息子はジュリーにとってはまちがいなく宝物でした。再会後、トレヴァーには真実を告げたものの、彼が父親だということを、繊細な時期の息子には言えず……。

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