サイラス・マーナー
友と恋人に裏切られ、神にも絶望して故郷を捨てたサイラス・マーナーは、たどりついた村のはずれで、機を織って得た金貨を眺めるのを唯一の愉しみとする暮らしをしていた。そんな彼にふたたび襲いかかる災難…。精細な心理描写とドラマチックな展開が冴えるエリオットの代表作の一つ。
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信じ切っていた友に裏切られ、人も世も神も呪う世捨て人となったサイラスの唯一の慰めは金だった。だがその金も盗まれて絶望の淵に沈んだ彼に再び生きることの希望を与えたのは、たまたま家に迷いこんできた幼児エピーの無心な姿だった。「大人のためのおとぎ話」として広く愛読されてきたエリオット(1819-80)の名作。 1988/08/16 発売
サイラス・マーナーサイラス・マーナー
どんなに絶望していても 幸せはきっとやって来る。 心揺さぶる不朽の名作。 孤独に暮らす職工サイラス・マーナー。 過去の出来事から人、そして神を信じることができなくなり、 心をかたく閉ざしてしまった彼は、 コツコツと貯めたお金を数えるのだけが毎日の楽しみ。 そんな彼のもとにやって来た幼い女の子エピー。 彼女の存在がサイラスの心にぬくもりを取り戻し、 2人の幸せな日々はいつまでも続くと思われたが……。 劇的な展開、重層する伏線、緻密な心理描写がいかんなく 発揮された傑作を、エリオットらしさがいきる訳文で! 旧約聖書に想を得て、劇的な展開のうちに 生の歓喜と不条理をうたいあげた長詩「ジューバルの伝説」 を併録。初訳。 2019/08/02 発売