不気味な物語
死と官能が纏繞するポーランドの奇譚12篇ーー
生誕130年を迎え、中欧幻想文学を代表する作家として近年大きく評価が高まっているステファン・グラビンスキ。ポーランド随一の狂気的恐怖小説作家による単行本『不気味な物語』(1922)『情熱』(1930)の中から、本邦初訳の11篇と代表作の鮮やかな新訳1篇を収録する、傑作短篇集。
装画
レオナルド・ダ・ヴィンチ
《受胎告知の天使のための左手と腕の研究》一五〇五年頃
装幀
コバヤシタケシ
不気味な物語
シャモタ氏の恋人
弔いの鐘
サラの家で
遠い道のりを前に
追跡
視線
情熱
情熱
偶然
和解
悪夢
投影
屋根裏
訳者あとがき