怪奇骨董翻訳箱
ドイツが生んだ怪奇・幻想・恐怖・耽美・諧謔・綺想文学の、いまだ知られざる傑作・怪作・奇作18編を収録。
≪人形≫≪分身≫≪閉ざされた城にて≫≪悪魔の発明≫≪天国への階段≫≪妖人奇人館≫……
6つの不可思議な匣が構成する空前にして絶後の大アンソロジー。ほとんど全編が本邦初訳!!
I 人形
クワエウィース? フェルディナンド・ボルデヴェイク
伯林白昼夢 フリードリヒ・フレクサ
ホルネクの自動人形 カール・ハンス・シュトローブル
II 分身
三本羽根 アレクサンダー・レルネット=ホレーニア
ある肖像画の話 ヘルマン・ヴォルフガング・ツァーン
コルベールの旅 ヘルマン・ウンガー
III 閉ざされた城にて
トンブロウスカ城 ヨハネス・リヒャルト・ツアー・メーゲデ
ある世界の終わり ヴォルフガング・ヒルデスハイマー
アハスエルス ハンス・ヘニー・ヤーン
IV 悪魔の発明
恋人 カール・フォルメラー
迷路の庭 ラインハルト・レタウ
蘇生株式会社 ヴァルター・ラーテナウ
V 天国への階段
死後一時間目 マックス・ブロート
変貌 アレクサンダー・モーリッツ・フライ
美神の館・ 完結編 フランツ・ブライ
VI 妖人奇人館
さまよえる幽霊船上の夜会(抄) フリッツ・フォン・ヘルツマノフスキ=オルランド
人殺しのいない人殺し ヘルベルト・ローゼンドルファー
ドン・ファブリツィオは齢二十四にして ペーター・マーギンター
訳者あとがき