小説むすび | アラバスターの手

アラバスターの手

アラバスターの手

少年を誘う不気味な古書店主、呪われた聖書台の因果、年代物の時禱書に隠された秘密、ジョン・ディーの魔術書の怪……ケンブリッジ大学図書館フェロー、英国書誌学会長を務めた特異な経歴の作家による、全14篇の比類なき書物愛に満ちた異色の古書怪談集!

【荒俣宏氏推薦!】
英国は「学者が怪談を書く」国だ。開祖M・R・ジェイムズは教室でホラーを朗読し、マンビーはナチの捕虜収容所でこれを書いた!

解説=紀田順一郎「怪奇小説の正統を目ざした文献学者」
前書き

甦ったヘロデ王
碑文
アラバスターの手
トプリー屋敷の競売
チューダー様式の煙突
クリスマスのゲーム
白い袋
四柱式ベッド
黒人の頭
トレガネット時禱書
霧の中の邂逅
聖書台
出品番号七十九
悪魔の筆跡

解説「怪奇小説の正統を目ざした文献学者」紀田順一郎

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