雲が描いた月明り(1)
美しい少年ホン・ラオンは、病弱な妹と母親のために、金になることならなんでもすると評判。なかでも恋愛相談は街の男たちに大人気で、身分の高い方々の恋文の代筆もお手のものだ。見た目も美しく筆も弁も立つラオンには、だが秘密があった。実は、男装の少女なのだ!ある日、身分違いの女性への恋文の代筆のせいで、その女性と会うことになったラオン。けれどそこにやってきたのはなぜか男。しかもその男の正体は…!?やがて妹のために大金が必要となったラオンは、謎の老人に誘われるがまま報酬目当てで、宮廷に仕えることになるのだが…。
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