雲が描いた月明り(5)
世子のもとを去ったラオン。だが、府院君が放った魔の手がラオンに迫る…!理想の国づくりのために意志をつらぬく世子は、自らの身を挺した策に出る。やがて世子崩御のしらせに、国中が深い悲しみに染まるが…!「世子様が月になるのなら、わたくしは…わたくしは、世子様のおそばに漂う雲になります」誰もが自分らしく生き、子どもも老人も安心して暮らせる国を作るために世直しを図った世子とラオンがたどり着いた未来とは!?大長篇恋愛宮廷絵巻、これにて完結。
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