月の白さを知りてまどろむ2
神に捧げられた享楽街アイリーデ。今もこの街に坐す神との契約は、三つの神供ー美酒と芸楽と人肌を捧げることで保たれてきた。契約の要となるのは、巫であり娼妓でもある少女、サァリの客取りだ。王都より赴任してきた青年シシュは、そんなアイリーデの秘された真実を知った上でサァリの力になろうと、化生斬りの任務を果たしていた。けれどそんな折、新しく招いた化生斬りの周りで少しずつ人々の様子が変質し始める。シシュは事態の原因を探るべく動き始めるが…!?神話と人を巡る物語、第二弾。第三譚と第四譚を収録して登場!
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「月白の主が選ぶ客はー生涯でただ一人です」神に捧げられた美酒と芸楽と聖娼の街アイリーデ。そこには大陸中から多くの客が集まり、だがその一方で人を害する“化生”が密やかに存在していた。-神話正統の妓館「月白」の主でありながら、化生を捕らえる巫女である少女サァリと、王都からやって来た化生斬りの青年シシュ。二人の出会いと前後にして、街には不穏な影が差し始める。webで人気を博した神話と人を巡る物語。第二譚までを収録して待望の書籍化! 2022/11/10 発売